top of page
執筆者の写真Daisuke Koike

今さら聞けないSDカードの事


様々な場所で使われるSDカード

今の時代、SDカードは様々な機器で使われている。

記録媒体としては、もはや「アタリマエ」の地位を築いている。

PCにも(特にノート)デフォルトでSDカードスロットがあるからね。

以前はSDカード以外にも、メモリースティックDIOだったりCFカードだったりと、記録媒体だけでも各社それぞれに種類があったもんだけど、互換性の問題やそれぞれ用にカードリーダーが必要なことなどから、すでに絶滅したメディアもある。

今ではドライブレコーダー(車用の車載ビデオ)ナビシステムのメイン媒体、カメラ、ビデオ、スマホ、TV、DVDプレイヤーなどなど、内部ストレージが進化しても、外部媒体としてはSDカードは大活躍だ。

しかし「SDカード」と一言でいっても、実は一つではないのである。

知ってたかな?

機器に合ったカード選び

実は、ご存知の方もいるかもしれないけど、それぞれの機器にはそれぞれにSDカードの指定がある。

パッケージや説明書に必ず明記されているのだが、実際に購入するときは「容量」ばかり気にしてあまり規格に関しては気にしていない人もいると思う。たまたま「利用可能」だったりするで、気にして購入していなくても今の所問題ない人もいると思うが、稀に、残念な人(買っても使えなかった人)もいる。

SDカードの表記解説図

※上記画像は、東芝さんのサイトから借りてきました。

この画像になる通り、カード表面には色々な数字が書いてあるね。

これら全てがカードの性能や特徴を表している。

とはいっても、この数字何を意味している??

日本人は「数値が大きい方がいい商品」と思いがちだけど、カードの数値もはたしてそうなのだろうか?

まずはカードの種類から見ていこう。

SDカード三兄弟

SDカードには「SD」「SDHC」「SDXC」の三種類があることは知ってたかな?

SDとは「Secure Digital」の略とされているが、公式なものではない」とのこと。・・・Wikipediaより

では「 HC」とか「XC」はなんであろう?

SDカードの規格は容量の違いのことだった。

※上記画像は、東芝さんのサイトから借りてきました。

この図を見れば一目瞭然なのだけど、単純に最低容量と最大容量の違いなのであった。

SDは2GBまで、かつては1GBとか256MBとかも存在したけど、今の時代はカメラ性能が良くなり写真1枚でも5M以上なんてアタリマエになり1GB程度では全く足りない。

コンデジでも最低4GBは欲しいところ。となると、SDHCを選ぶしかないわけであるが、機器自体がSDHCに対応している必要がある。とは言っても、今時SDまでの規格しか対応していない機器は無いと思われる。

ここで知っておいて便利な知識は

・「SDXC対応」であれば「SD」「SDHC」も使える。

・「SDHC対応」であれば「SD」も使える。

・「SD対応」であれば「SD」しか使えない。

ご自身の機器がSDXC対応であれば、購入時に悩まず何買ってもOKということだね。

あと気にするのは、ご自身が何を記録したいか?どれくらいストックしたいか?だけ。

「一眼レフで写真をガシガシ撮りたい」のであれば、16GB以上を選ぼう。

ちなみに、カードに関わらずストレージの容量数字は、全て倍数でいく。

32KB<64KB<128KB・・・1GB<2GB<4GB<8GB<16GB・・・64GB<128GB<256GB<512GB

てな感じ。

2種類のスピードクラス

SDカードには、規格の他にスピードクラスがそれぞれに存在する。

このスピードクラスには2種類あって、使用機器によって見るところが変わるのである。

カードにはクラスが2種類存在している。

※上記画像は、東芝さんのサイトから借りてきました。

SDクラスは簡単に説明すると、丸(厳密にはCの文字)で囲まれた数字は大きい方が転送速度が早くなる。

転送速度が早くなって恩恵を感じるのは、写真の場合は連写をしたときなど。

ビデオの場合、この転送速度はかなり影響してくる。フルハイビジョンを撮影するなら、絶対クラス10を選ばないと映像が途切れたりするので注意が必要。

ちなみに、丸の中の数値は「最低転送速度」を意味していて

例えば(2)だと2MB/秒、(4)だと4MB/秒・・・(10)だと10MB/秒なのである。

UHS速度は、器(厳密にはUの文字)内の数字が大きい方が早い。

と言っても1と3しか無いけど。速度に関しては上記図を見てくれればいいけど、SDクラスよりも圧倒的にUHSクラスの方が転送速度は早い。

UHSクラスが有効になるには、使用機器がUHSインターフェイス対応である必要があり、機器が非対応の場合はSDクラスが有効になる。もちろん機器がUHSインターフェイス対応でも、カード自体が非対応でも同じくSDクラスが採用される。

自分に合わせる

機器によって選べるカードの違いは分かったけど、自分の使用状況にも合わせることが大事。

この双方にマッチしたカードが一番いいということになるわけだ。

簡単に書くと

<SDクラス10:UHSクラス3>

・デジイチ・・・ハイエンドモデル

・ミラーレスカメラ・・・ハイエンドモデル

・4Kビデオカメラ

超高速連写・フルHD動画撮影・4K動画撮影を行う人向き

<SDクラス10:UHSクラス1>

・スマートフォン

・デジイチ・・・入門機〜中級機

・ミラーレスカメラ・・・一般機

・コンデジ

高速連写・4K動画撮影(スマホ)・フルHD動画撮影を行う人向き

<SDクラス4>

・スマートフォン

・コンデジ

HD動画を撮影する人向き

ここではあくまでも「転送速度」だけについて書いているので、容量はその撮影時間や枚数などで選ぶといいと思う。

以上、「今さら聞けないSDカードの事」ということで、忘備録的に書いてみました。

閲覧数:76回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page