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執筆者の写真Daisuke Koike

目から鱗のHeadway

更新日:2023年3月1日


ギター好きなら聞いたことのあるブランドHeadway(ヘッドウェイ)という日本のギターブランドです。


久々にブログを書くのは、今回そのHeadwayのギターを手に入れたから!


そのギターの話の前にHeadwayとはなんぞや?について軽く説明してみます。


Headwayは長野県松本市に工房を構えてて、1977年から創業している老舗のギター会社。ただ個人的には今までエレキやベースのブランドだと思ってました。


でも創業初めはアコギ(アコースティックギター)を作る会社だったらしく、火災で工場が燃えてから(二度も火災にあったらしい)経営再建のためにエレキに力を入れていたらしい。なのでHeadwayよりBacckus(バッカス)の名前の方が有名かな。


ところが、古いファンからアコギのリクエストを受けたことでアコギ制作を開始し、2014年からは輸入木材の不安定供給に危惧して国内材料に切り替え、日本といえば「桜」でしょ!ということで桜ギターの制作に力を入れ始めたとのこと。


そんな純国産の木材を、日本の会社が、日本の職人の手で作り上げてる。全方位メイドインJAPANなのはHeadwayだけじゃなかろうか。


ネットではアンチによる無知な書き込みも散見されるが、実際はとことん拘り、本物の音を求めた人が作った本物のギターだと知った。


桜を材に使い、カラーリングや装飾に日本の「和」をイメージさせているところが、ギターでありながらまるで三味線か琴を見てるかのよう。


なんかそれってカッコよくない?



今回俺が手に入れたギターは、2020年のショーに出品され限定生産された

「HF-FUYUZAKURA’20 A,S/ATB」

というギター。


Headwayが世に出してきた桜ギターの多くは、プレーンな木色か薄いピンク、夜桜モデルだと少しダークで、夏モデルだとブルーといったカラーだったけど、このモデルはホワイトのグラデで仕上げられてる。


冬桜を連想させるイメージカラーだそうだ。


この幻かのようなギターは、後にも先にももう出てこないと思って、貯金を崩してでも買いだと思った。


実際に鳴らしてみると、ギター音なんだけど、どことなく日本の和の空気を感じる。



素晴らし過ぎますよHeadway!


お値段もそこそこ高かったけど、こいつは一生もんだと思った。


というかHeadwayは、その年その年での創作ギターを出してるけど、そのどれもは量産しないので、残っていればラッキーだけど売り切れちゃったら二度と手に入れれない。


スタンダード品や廉価版はいつでも買えるけど、ATB(飛鳥チームビルド)品や百瀬さん(創業者でありマスタービルダー)の作品は無くなったら終わり!


今年は2023年なので'23年の創作モデルはこれから生まれてくるけど、22年とか21年とかに生み出された限定品は、後で欲しくなっても手に入れれない(もちろん売れ残ってたら買える)という、レア中のレアなギターなのですな。


今回手にしたこのギターは、たまたま島村楽器にあった中古品だけど、状態は非常に良くて「なんで手放したんだろう?」と思うレアキャラなのですよ。


このモデルに関しては新品はもう存在してませぬ。なのでこれ逃したらもう買えないかも。と思い買ってしまった。


Headwayの桜シリーズ(2014年〜2023年の間で作られた限定品シリーズ)にはまだまだ素晴らしいギターが盛り沢山あって、その大部分はもう手に入れれない品々だけど、21年モデルにあるFUYUZAKURA 21ってのがまた素晴らしい。もしどこかで見つけたら買っちゃうかも。


ギター下手くそなくせにギター好きな男の独り言でした。

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