CARL VON ZEYTEN
カール・フォン・ツォイテンと読みます。
知る人ぞ知る(というかあまり知られていない)ドイツの時計職人の名前です。
全くメジャージャないので、時計ブランドにもその名は出てこない。
しかし、検索してみると意外にもちゃんとHITするのですね。
20世紀半ば、ドイツでコツコツと時計を作り続けたおじいさん。
20世紀半ば・・・という表現が、あまり歴史に記録がない証拠なのかも。。
Carl v Zeyten(カール・フォン・ツォイテン)の名は、 アイゼンバッハのみにとどまらず、 多くの人々 に知られるようになりました。 彼は、完璧な時計を完成させるという夢を、追求し続けたのです。
ちなみに、現在はすでに死去されております。
そのおじいさんが拘って拘って作った時計たち。
時代に流されないクラシックな時計コレクションを完成させることができました。 Carl v. Zeyten は、それを身に 着ける人のオリジナリティを、美しく演出する高級時計です。
確かに、価格こそ大して高くないのに、その造り込みは高級時計か?とも思わせる。
芸術的なのですな。もはや美術品。
日本初上陸!といったサイトが一つ存在しているのみで、
あとは販売先である、楽天やアマゾンのリンクしかHITしない検索フィード。
詳しい情報がほぼ皆無なので、僕が入手したCVZ0017SGYをベースに、ちょっと見ていこうと思います。
公開されている歴史や品揃えなどは、公式サイトで見てください。
ラインナップにはクォーツと機械式と双方の商品が存在しています。
機械式には、心臓部のテンプが、シングルタイプとダブルタイプがあります。
このダブルタイプが人とは違った感を醸し出してくれる。
各有名メーカーでも、当たり前にラインナップされている「オープンハート」デザインだけど
CARL VON ZEYTEN(以下:CVZ)ではダブルハートときたもんだ!
オープンハートのデザインも各社拘っているけど、まぁ大抵は似たり寄ったりだね。
こちらCVZは、テンプの位置などに工夫させ、さらにその装飾も工夫して
独特の世界観と、美しさを作り上げている。
使いやすいか?で問われると、本国のサイトでしかランナップされていないモデルは良さげだけど
日本のサイトで見れるラインナップでは、使いやすさよりも美しさをメインにしてる感じ。
そのため、使い勝手などをメインにされるなら、ここのチョイスはないと思う。
防水性も、生活日常防水(30m)程度だし、衝撃にも弱そう。
風防も、価格帯が故か?クラシック感を求めたが故か?風防がミネラルガラスのみ。
しかし、腕時計を眺めたくなるような芸術的デザインは、これらの低要素をカバーしてくれます。
静かな環境だと、ダブルテンプの音が、心地よく聞こえてきます。
シングルテンプだと、時計に耳を当てないと聞こえてこない。
見てこの美しさ。
自動巻き時計で、この価格帯で、これほど美しさを追求した時計は見たことない。
(ちなみに、こちらのモデルは49800円くらいです)
5万円以下の時計は、SEIKOだと「廉価版」といわれちゃう最下級モデルだよ。
SEIKOにはもっと廉価版のSEIKO 5というブランドもあるけど、プレサージュシリーズだと
この価格帯は廉価版に該当するらしい。(メーカーではスタンダードとしているけど・・)
それに比べCVZは、どの商品もそれが最高クラス。
さらにこの0017は、2999本限定の腕時計でもある。
筆者が手に入れたモデルは694番目の商品。
この「限定」というのに弱いね。
無限に製造され続けているモデルではなく、有限しか存在していないってのがいい。
2999本が売り切れたら、もう二度と新品では手に入れることができないのだからね。
ちなみに、僕が持っている腕時計の中に、SEIKOのBRIGHTZ(ブライツ)コットンクラブってのがある。
こちらも、もはや新品では購入困難になっている限定300本のモデル。
機械式だけど、こっちの方(SEIKO)が安定した安心感はあるかもしれない。
その他に、SEIKOのプレサージュも所有している。
(ちなみにこの写真、適当に撮っているために針調整はしていません)
しかし、プレサージュは廉価版だからなのか?文字盤が若干ずれているのがダサいと感じた。
それでも35000円はしたかな?Gショック系なら、電波式が買える価格帯。
なのに文字盤がずれている。
これは、SEIKOがスイスの高級腕時計たちを見ているから、SEIKOも世界に出れば高級時計だから
5万円以下は庶民時計としてしかみていないから。メイドイン・ジャパンと刻まれているけど
文字盤が・・・ズレているんですけど・・・
自動巻なので、基本はリューズはいじらない。
これはCVZもBRIGHTZも同じ。もちろんプレサージュも同じ。
CVZに話は戻るけど、ミネラルガラスが故に、多分日常的に使用していると風防に小傷がつくと思う。
というか、日常的に使っていればケースにも傷はつく。
SEIKOのRIGHTZを購入したのは4年以上前だけど、これ当時は日常的に使っていたからか
若干、ケースとバックルに小傷がついていた。
風防はサファイヤガラスのために、そこは無傷だった。
プレサージュは、数ヶ月しか使っていないけど、すでにケースには小傷がついている。
廉価版のくせに、風防はサファイヤガラスなもんだから、ガラス自体は無傷。
CVZは、まだ未使用なので、この先1ヶ月後にみて見ないとわからないけど、多分、、傷はつくであろう。
ま、形あるものはいつか壊れるなんて言われたりするけど
ピカピカなものでも、使っていたら傷はつきますよ!
高価な指輪だって、毎日していたらすり減って行くんだしね。
この傷を、歴史と捉えて楽しんでいくのも機械式時計の醍醐味ではないかな。
クォーツでも楽しめるだろうけど、コチコチと音しないからね〜
<CARL VON ZEYTEN 詳細>
モデル名:CvZ0017 SGY
ブランド:Carl von Zeyten / カール・フォン・ツォイテン
生産国:ドイツ
ムーブメント自動巻き(手巻き機能あり)
表示タイプ:アナログ
風防:ミネラルガラス
ケース:ステンレス
カラー:シルバー
ケースサイズ:約46mm
ケース厚約:14mm
裏蓋:シースルーバック
竜頭:非ねじ込み式
ベルト:レザー
ベルトカラー:グレー
ベルト取付幅:時計側24mm バックル側22mm
バックル:ピンバックル
重量:約110g
耐水圧:30m(日常生活用防水)
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